6/10 一般質問「人権の視点での包括的性教育の実践を!」

6/28に6月議会無事閉会しました。
一般質問
1.人権の視点での包括的性教育の実践を!
文科省調査で子どもが性被害を訴えても、まともに取り合ってもらえなかった、教員が対応に消極的を合わせると9割と深刻です。教職員による子ども若者へのわいせつ事件が後を絶たない現状から、児童生徒を性被害性暴力から守るために「わいせつ教員防止法」が本年4月1日に施行され、学校での対応や児童生徒へのケア、保護者への情報周知、そして2023年4月から始まる予定の「生命(いのち)の安全教育」について聞きました。

教員の「わいせつ行為」をこれまでは「不祥事」と片付けられていたことを、「性暴力」と位置付けたことは画期的なことです。わいせつ加害教員の再免許が取りにくい仕組みも盛り込まれました。わいせつ行為は、児童生徒の人格を著しく侵害する卑劣極まりない性犯罪です。

東村山市ではどう対応するかを聴きました。被害を受けた児童生徒には、わいせつ加害が判明した段階で教員から離し、複数の教員で対応するとの答弁でしたが、それだけで大丈夫なのかも疑問です。

小学校15校で実施予定の子ども自らがSOSを出せる「児童虐待防止プログラム」、中学校7校で行う予定の「デートDV防止講座」の実践に期待します。
「体の権利の主体は自分」であることに気づけることも大事です。

法律施行を受けて新たに東京都に総合相談窓口が開設され、子どもや保護者自らが弁護士に直接電話相談ができる仕組みができました。これを受けて各校HPにアップされていますが、法律施行に一切触れていません。保護者宛のお知らせも気づいていない方がほぼのようです。開設理由と情報周知の徹底を求めました。

2023年開始予定の子ども達を性暴力、性被害から守るために内閣府と文科省共同実施の「生命(いのち)の安全教育」は、保育園、幼稚園、小学校、中学校、高校、特別支援学校、大学別のテキストが用意され、成長段階に適した内容で小中学校では、総合学習の時間を充て行う予定です。

2022年度は全国で手を挙げた学校がモデル校として先行実施されています。授業内容は公表されていませんが、何度かの改善を重ね、バージョンアップされたテキストが来年活用される予定です。

テキスト内容は、自他の尊重、プライベートゾーン、レイプドラック、SNSメディアリテラシー、セクハラ、デートDV、AV出演強要などかなり踏み込んだ内容を取り扱うことになっています。看護師や助産師など性教育に詳しい方々が教えることも可能です。
生命(いのち)の安全教育のリンク貼ります。
https://www.mext.go.jp/content/20210527-mxt_kyousei02-000014005_2.pdf

人権の視点での性と生殖の健康と権利、世界共通のセクシャルリプロダクティブヘルス&ライツ(SRHR)に即した包括的な性教育が行われるまで今後も取り上げていきます。

「あなたのからだはあなたのもの、誰のものでもない」

#包括的性教育 #生命の安全教育 #わいせつ教員防止法 #性と生殖の健康と権利 #セクシャルリプロダクティブヘルス&ライツ(SRHR) #デートDV防止講座
#メディアリテラシー #プライベートゾーン
#セクハラ #AV出演強要 #レイプドラッグ
#児童虐待防止プログラム