緊急避妊薬啓発キット完成記念イベント」にオンライン参加

5/25「女性の健康のためのアクション 国際女性デー」「緊急避妊薬啓発キット完成記念イベント」にオンライン参加しました。250名以上の方が参加されているとの報告に関心の高さが伺えました。

ピルコンの染矢さんの優しい語り口で始まりました。何でないのプロジェクトの福田和子さんの報告もタイムリーでわかりやすかったです。
遠見さんも産婦人科医として、包括的性教育の必要性をこれまでも伝えてこられました。
薬剤師の矢澤さんも緊急避妊薬のオンライン診療などの普及に関わってきました。

望まない妊娠の場合など、緊急避妊薬を72時間以内に服用すれば、85%排卵を遅らせる働きがあるとされています。
でも、避妊薬を入手できた割合は、17.2%しかなく、96.3%は手立てに辿り付けず入手できていない調査結果があります。緊急避妊薬も海外に比べ、日本は高額です。もし性暴力を受けた場合、中絶費用も高額のため、誰にも相談できず躊躇してしまい、下ろせない時期に入ってしまうという負の連鎖を招いています。
下ろすためにも母体保護法が立ちはだかります。男性の同意が必要なことも自分の身体でありながら自分で決められない男性優位の思想が根強い。ここも変えていかないと、本当の女性の自由はありません。

フランスなど諸外国では、性被害や性暴力であることが証明できれば緊急避妊薬は無料になるなど、女性の権利が尊重され、必要なサービスを当たり前に受けられます。
日本でも証明できれば無料になる場合もありますが、そこまで行き着くには、幾つものハードルを超えなければなりません。

全国に6万件ある薬局で医師の処方をオンライン診療で緊急避妊薬を早期に入手できるOCT化を提唱し、国に訴えてきました。
未だに緊急避妊薬の普及には、性が乱れるなど古い考えがあり実現には至っていませんが、夏頃には緊急避妊薬普及に対するパブコメが実施される予定のようです。

これまでも女性国際デーにちなみ開催されてきた北京会議から25年を記念し開かれたパリ会議では、女性の権利ライツでは足りない。ライツからジャスティスへ!
どれだけの人が本当にリスペクトされ、ケアされたと思えたか測られるべきとの言葉は深いです。
若い人を大切にできるか、私達が問われています。

自分のからだのことは自分で決める。
性教育で適切な情報を提供する。
個人の意見が尊重され、ジェンダー平等の社会へシフト!

緊急避妊薬の必要性を伝える「もしものおまもり」動画も人権の視点が盛り込まれたわかりやすい内容でした。学校等で広く観られることが大切だと感じます。

これからも諦めずに連帯し声出していきましょうとの染谷さんの最後の言葉に頷く自分がいました。

性と生殖の健康と権利はみんなに公平にあることを知らせていきます。セクシャル・リプロダクティブ・ヘルス &ライツSRHR!を進めていきます。

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