1/26 自治体フォーラム こどもの居場所

1/26自治体シンポジウム2019立川に参加させて頂きました。

私は「子どもの居場所」の分科会。満席でした。

トップは子ども夢パークの西野博之さん。目の前の子ども達を幸せにしたい思いが溢れていました。優しい語り口に引き込まれました。

今や、子ども食堂や居場所も増えたことで在り方が課題になっている。

子ども食堂では、好き嫌いせず残さず食べなきゃだめよとか、学習支援も受験指導に重きを置いた民間主導の支援になりつつある。

貧困にある子ども達の場合は、ご飯を食べる行為自体が日常ではない場合もある、好き嫌いより始めて食べる料理もあるなど、当たり前の経験も少ない。電車やバスの乗り方も知らない子もいる。母親がうつ病であるため、弟妹のご飯を作っているため、学校に行けない環境の子どもも。これは子どもに非はないことを理解できる存在や心を許せ、SOSが出せる大人がいてくれる居場所が必要。

居場所は、子どもの人権尊重の場であること。子どもたちにどんな眼差しを持っておこなうのか、居場所やこども食堂を担う大人が、誰のため、何のために行うのか、今一度考え直す時だと思いました。

調布の西牧さんは、子どもの貧困対策推進法に、未来の前に今も幸せになる権利がある。現在及び未来もの文言の働きかけで改正されたのは、法律の建てつけを変える画期的なことと評価されている。これは、あすのばやシングルマザーズフォーラムと連携を取りながら進めてきた活動の成果とおっしゃってました。

相入れない視点とは、子どもが変わるのでなく、変える視点が強くある。[朝ごはんを食べると学力が上がる]の言葉に反応してしまう大人もいる。気をつけないといけない点。

変わらなくてもいい、ありのままでいい。

長く関わる中で、居場所や学習支援に訪れるそれぞれの子どもが持つ生き辛さを言葉にするには時間がかかる。いつか言葉にできる日を信じて支援者が心の準備をして待つこと。

貧困や不登校の子どもたちの学習支援を制度前からおこなう京都市水野さんは、学習支援は、子ども・若者の貧困対策ではない。他人と比べない大人との出会い直しの場。勉強しなくてもいいし、ぼぉーとしててもいい。居る意味を問わないのが本来の居場所!

不登校や引きこもり支援に力を入れてきた岐阜の水出さんは、市内のお寺や介護施設などを借り、居場所開放している。支援する側は、専門性や経験に寄りかかってしまうと、対象でない子を排除してしまう危険がある。居場所は大人も共に学習する場でもある。

学習支援している大学生が、引きこもりの場合もある。時を重ねていけば、ちゃんと働く場になっていく。相互の学び合い、支援、非支援を分けずに、子ども主体で!

自宅、学校以外の安心できるヨソ、well-being(幸せな状態)な場所を東村山にも増やしていきたいと思いました。

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