新しい社会貢献と支援のあり方について
縁結びに感謝!
11/20 お洒落なシェアオフィス結(むすび)をお借りして学習会を開催しました。
大阪を拠点に事業展開されている
「YELL JAPAN」代表 村上美文氏より熱い話を伺いました。
YELL JAPANとは、
障がい者、高齢者、DV被害者の女性や子ども、LGBTQ、難病患者、大災害の被災者、殺処分されるペットなど様々な困難を前に生きる人達とペット達を社会貢献の事業化で継続支援しています。
日本での災害時などを含め年間寄付行為の金額は、一人平均2760円、アメリカは、一人平均28万円とクリスチャンの方も多い文化の違いもありますが、継続した支援には、課題があるようです。
YELL JAPANの主な事業は、
パラリンアート
障がい者の描いた絵をパラリンアートに登録し、企業などが絵を利用することで、障がい者に利用料が入る仕組みです。
YELL COFFEE
ドリップコーヒーのパッケージも障がい者の絵が使われています。中身のコーヒーも焙煎からパッケージングまでの連続した作業工程を障がい者が行なうことで、工賃向上につながっています。
写真のちばりよ〜コーヒーは、首里城の再建に購入額の一部が使われます。
LGBTの支援、犬、猫殺処分防止活動にも使われています。
YELL CARD
キャッシュレスの時代に障がい者も社会で当たり前に生活できるように、日本初障がい者カードを立ち上げ予定。各種の割引やサービス、障がい者手帳サービスをIC化して外出や買い物できる仕組みで、社会参加を進めるそうです。
DREAM DAY
「障がい者と家族に夢の一日を」企業協賛による有名施設の無料開放で、治療や未来に夢を実現できるポジティブな環境を提供しています。
人材マッチング
多様な特性を生かした障がい者の人材紹介システムを構築。企業などでの隙間の仕事を切り分け、就労につなげ、一円でも税金を納められる新たな働き方を実践しています。
ペット殺処分ゼロ
ペットのシェルター運営を支援。
NETを活用した「遠隔里親システム」で
里親とのマッチングもおこなっています。
陽の当たりにくい人と社会貢献を目指す企業や人をつなげていく。社会貢献をビジネスにする媒体として、YELL JAPANは、道筋を作られています。
東京での事業展開は大阪とどう違うのか、まだまだ全て理解できた訳ではないですが、色々可能性を感じたお話でした。
全国でも、当事者保護者が工賃に愕然とし事業展開の実例は多々あります。胡蝶蘭栽培や久遠チョコレート作りなどなど、頑張って声を上げている人はいます。
これからは、障がい有る無しに関わらず、共に生きていけるインクルーシブな社会の実現が求められています。SDGsが掲げる「誰も取り残さない」持続可能な開発目標とも合致します。
今回は、SDGsの開発目標も掲示されていた久米川駅南口にあるコワーキーグスペース・シェアオフィス結(むすび)をお借りしてよかったです。
ゆったり、ゆっくりお話が聞けました。
そして、新たな方々とのつながりもできました。つないで頂いたご縁に感謝し、これから何ができるか、皆さんと探求していきます。楽しみです。
ご参加くださった皆様、ご協力頂きました皆様、ありがとうございました。