8/3 津久井やまゆり園事件を考え続ける会 シンポジウムに参加


8/3
“人権は加害者意識を持つことから”
施設の暮らし方と働き方に目を向けないと
新たな事件は繰り返されてしまう。

午後は,津久井やまゆり園事件を考え続ける会
シンポジウムに参加。八王子から橋本へ。

長生村(長生村で起きた神奈川の事件)は、
(「母よ殺すな」から50年)
なぜ起きたのか?

津久井やまゆり園事件から9年
献花されたテーブルに向かい,黙祷をさせて
頂きました。ご冥福をお祈りいたします。

○息子の将来を悲観、
殺そうとした長生村事件。
先に住んでいたのは、小田原市。
小田原市の虐待認定がありながら、
新規長期入所を園が受け入れ停止。
短期入所が叶わず、千葉県長生村に転居。
重度知的障害のある44歳男性(弟)死亡。
容疑者の父親は78歳。
兄は2021年に誤嚥で44歳で死亡。

虐待のリスクは長年にわたり存在して
いたにも関わらず、関係機関は
「普段は子どもを思いやる優しい家族」と
捉えるにとどまり、本人への支援を家庭任せにしてきた」結果、「自分たちでどうにかするしかない」と家族が孤立し、厳しい状況に追い込まれる構造が生まれていた。
命を奪う前のケアサポートが必要。

アドボガシー(権利擁護)の要素
意思決定支援と代行決定
受け入れてもらえない場合、
訪問介護、移動支援,行動援護など
地域での生活を支える具体策の推進。
行政と民間が一体となり、施設のあり方を長期ではなく、短期入所に力点を置き,地域で暮らせる環境整備。長期的視点を持って取り組んでいかなければならない。

重度知的障害があっても、1人の多様な権利を持つ人間だとの意識が必要だ。
優位学が先行しパターナリズム(支配構造)にならない認識が必要だ。

虐待者を加害者としてのみ捉えずに虐待者もまた「困っている人」と認識して支援を
行なうことが,虐待対応案件では不可欠である。関係機関の虐待対応理解の改善とセルフネグレクトへの取組みが早急に求められる。

息子さんを被害者に,父親を加害者にしたのは、神奈川の障害福祉と地域社会との結論を
重く受け止めていきたい。

自分自身も他人事ではない。
障害を自己責任としないための障がい福祉や地域社会のあり方を追求していきたい。

津久井やまゆり園事件を描いた
映画”月”を観た際の投稿です。
リンク貼ります。

10/22 辺見庸氏原作の映画「月」を観てきました。

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