10/22 辺見庸氏原作の映画「月」を観てきました。


10/22
津久井やまゆり園殺傷事件を題材にした映画「月」を観てきました。

脱施設の施策は進んでいないと感じると同時に、施設は密室、身体拘束や人権侵害を隠蔽している気持ちはなくとも、日常的に起こることに慣れてしまい不寛容になっていく介助者の心理が、普通の人が普通の人を殺めてしまう福田村事件と重なりました。

この世に殺めていい命など、存在しない。

障害者のために、社会の役に立ちたいと希望を持ち懸命に働いていた犯人役の磯村勇斗の心が壊れていく演技には、鬼気迫るものがありました。

先輩職員にいじめを受けたり、障害者の介助の過酷さや劣悪な労働環境に慣れ過ぎたために、優生思想がムクムクと湧き上がり、言動が過激になる過程が物凄くリアルでした。誰もがなり得ることだと。
自分の内奥にある差別心と対話していこうと思わされました。

どんなに障害が重くても、必ず意思や意向はあります。そして、全ての人が当たり前に持つ基本的人権の尊重は憲法で保障されています。

障害がある人が共に地域に生きていることを知る機会を意識して作っていく必要性をより強くしました。

それと同時に先入観を持たない小さな時期から共に遊び、学ぶ環境が何より大切です。

分離教育は、異質な人に対して差別や偏見を生む分離社会への入り口だと改めて感じました。

多くの方々に観て頂きたいです。
よろしくお願いします。

今朝咲いたハイビスカス🌺の花の写真を
添えて。

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