6/25ハテナサロン第一弾「バリアフリー義務化で暮らしはどうかわるのか?

ハテナサロン第1弾!
「心のバリアフリーに気づき合おう!」
東村山さくら通りをバリアチェックでまち歩き!
東村山駅東口をスタート!
暑〜い中、段差や視覚障害者用信号機など、
電動車椅子ユーザー杉浦さんにレクチャー受けました。
点字ブロックはなぜ黄色なのか?
真意性から黄色に。
赤だと夜になり暗くなると黒く見えにくく
なるので、黄色が使用されています。
建物の景観に合わせて、シルバーもありますが、
基本は黄色です。

視覚障害者用のタッチ信号機がどの位置にあるかを
初めての場所でも探せるよう反応する機材を視覚障害者は携帯されています。

段差も鋭角ではなく、なだらかな角度の段差なので、電動車椅子でも振動なくスゥーと乗り越えていました。電柱が無いのが何より有難いと。
景観だけでなく、視界が低いので遮る電柱がないのは、なんとも走りやすく移動しやすい道路空間でした。新しい道路に施されるバリアフリーな環境は、
障害あるないに関わらず歩きやすく配慮されていました。杉浦さんの電動車椅子は、東村山にある車いす工房輪製造です。長時間走行でも疲れないようリクライニングできたりの工夫が施されています。夜走行も想定しライトも標準装備されてます(車椅子は夜走行を想定されてないためライトは自費だそう)。

ゴールの生活クラブ生協のお店デポーで水分補給。
そこから、スポーツセンタースポーツクラブ室へ。
「バリアフリー義務化で、暮らしは変わるのか?」
について杉浦さんからバリアフリー義務化の内容を
話してもらいました。私達は、電車に乗る際、何時の電車に乗りますとは駅に知らせて出かけませんよね。障害者も自分の時間で電車に乗り移動することを当たり前の行動と知ってもらうために、毎日同じルートを利用したそうです。先人の地道な努力があり、今がありますよね。

これまで学校施設は改修の対象に入っていませんでしたが、今回の改正で学校施設も改修対象に入ったことは、画期的と杉浦さんも力が入っていました。学校にエレベーターがないと言うことは、車椅子の子どもさんはこないでくださいと暗に言われているのと同じです。ここにも障害自己責任論があります。

学校施設が改修対象ですが改築や新築の際でよいとの条件も早まらない要因でもあります。

杉浦さんは、小学校・中学校とも保護者の意向で、
通常学級で過ごしたそうです。今48歳の杉浦さんが
小学生の頃は障害への理解は進んでいない時代です。お母さんが付き添い、トイレ介助などしてもらったそうです。ここにも通常学級を選択するなら、母親が付き添うのが常識の悪きローカルルールがあります。医学モデルから社会モデルに変えていくことが必要です。

高等部は特別支援学校へ。ご自分よりも重たい障害を持つ人達と一緒になり、最重度の子達は施設に入るわけだから、杉浦はみんなの分まで頑張れと言われたそうです。意思決定はどんなに障害が重くともあると周りが認めていく必要性を感じました。

杉浦さん語録より、印象に残ったのは、
「社会に出れば必ず混ざる」
「だから分けない」
「学校の雰囲気に合わせられる子ばかりでないはず」「障害の子が普通学級にいて悪い道理はない」
「不登校の子に通えと言うなら、 障害の子が通ってもいいはずです」
ただ同じ空間にいればいいインテグレーションでなく、個別具体な学ぶ環境があるインクルーシブな場が求めれていると感じます。
どうしたら多様な子ども達が共に学べるのかの発想が学校にあるべきです。

先日インクルーシブ遊具の体験に府中へ行った際、知り合ったインクルーシブ遊具を製造する日都産業の小林さんから加藤さんをご紹介頂き羽村から出向いてくださいました。新たな学びになったとおっしゃってくださいました。ありがとうございました。
川島さんはご姉弟でご参加してくれました。
よしのりも大喜びでした。
大喜利が何より好きなきよはるさんは、杉浦さんの
声に反応していました。

杉浦さんご自身も、学校での講話の際は子ども達を飽きさせない工夫を声のトーンでされているそうです。20年学校訪問をされているからなせる技です。

杉浦さん曰く、もっと学校の中に先生以外の人達が入っていく。教育環境を変えていく手立てになるとおっしゃってました。経験されてきたから言えることだと感じます。
杉浦さんと話すとモヤモヤ感が晴れます。
障害あるないに関わらず、包み込んでくれる優しい語り口にほんとに引き込まれました。当事者、保護者双方の気持ちを代弁して話してくださるので、ほんとに救われる思いです。

障害者に取り暮らしやすいまちは、全ての人に取り暮らしやすいまちになります。

障害を自己責任とする医学モデルから社会の側の障壁を取り去る作業を周りの方々を巻き込んで、共に手をつないでゆっくりでも進んで行こうと気持ちを新たにしました。今日の学びを今後に活かしていきます。

暑い中東村山までお越しくださった皆様ありがとうございました。杉浦さん第二弾は教育をテーマによろしくお願いします。

ハテナサロンは12月まで続きます。
さて第二弾は、
「親子で学ぶ性教育」です。
東村山に唯一ある助産院BLBホーム川野元子さんを
講師に迎え、日程は、
9月18日(日曜)14時〜16時
多目的スペース美住でオンラインとリアル併用で行う予定です。東村山生活者ネットワークまでお申し込みください。

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