4/9 国立多磨全生園写真展示とハンセン病を知る企画展

ハンセン病療養所国立多磨全生園を20年取り続けた黒崎さんの写真展示とともに、ハンセン病を知る理解啓発の企画が中央公民館で行われています。

写真を見学し帰り際、インクルーシブ教育を進める先生方に遭遇。S先生は、現職の小学校の教員ですが、大学院で人権教育を学ぶためにただ今、学生に戻られています。
今回の企画のメンバーでもあるので、黒崎さんが撮られてきたハンセン病の子ども達の隔離の実態を説明して頂きました。少年少女が暮らした若竹寮も老朽化で取り壊しが決まっているとのやりきれない報告もありました。火の見櫓や奉安殿など入所者自らが作られた貴重な建造物も悉く壊されています。内と外を隔てていた清瀬市と境にあった柊の垣根も全て撤去されました。そこに生きた証が様々あったのです。誤った隔離政策を生きた魂の証を残していくべくことは、人権回復、人権尊重につながります。

人権の森として後世に語り継いでいく必要性と共に、いのちとこころの人権の森宣言を自治会と交わしている東村山市として議会も承認をしている以上責任が伴います。
貴重な資料や建築物を後世に残していくための方策を共に考えていきたいと思いました。

今日最終日です。
まだ、ご覧になっていない方も市外の方もどうぞどうぞご観覧ください。キラキラアートの企画は本日もあります。

多磨全生園の存在を知ってください。
ハンセン病を嫌うあまりハンセン病に罹患した人まで排除したことで、どれだけの悲劇を生んだのか。史実から正しく知ってください。
よろしくお願いします❣️