令和4年度一般会計予算に賛成しました。

 

3月議会では、令和4年度予算案を予算特別委員会を設置し、3/14〜17の4日間に渡り審議を行い、賛成多数で可決されました。東村山市令和4年度一般会計予算61,130,313千円に対し、賛成の立場で討論。文章を下記に記します。

令和4年度予算は、国からの交付金が減額される中での編成でしたが、過去最高の予算額となりました。新型コロナウイルスが収束を見せない中で始まる令和4年度。生活困窮世帯への学習支援DESCは、家に学習するスペースがないなどの子ども達の学ぶ権利を他方面から支援し背後にある保護者への就労支援などにもつながったことを評価します。東村山市男女共同参画都市宣言が本来のジェンダー平等に相応したものとなること。デートDV防止講座が全中学校を対象としたことを評価します。今年度公立小学校で医療的ケア児を受け入れるガイドライン策定を評価。これまで大きな負担であった保護者の付き添いでなく、看護師が医療的ケアを行う予定です。他にも介助が必要な児童の入学も予定されています。インクーシブな学校となるよう期待します。令和3年度、八坂小学校で、児童虐待防止プログラム実施を評価。子ども自らがSOSを出せることを伝えるものです。子どもの最善の利益と今を生きる子ども達のいのちが権利が尊重されるプログラムが全校に広がることを期待すると同時にヤングケアラー支援につながる実態把握にも教育と連携し進めてください。障害者の就労は、特に精神の方の就労が伸び、就労定着支援体制も整備されたこと。社会福祉センターに障害者の第三の居場所イクシアいくと幸せができたことで、余暇を楽しむ時間となっています。地域に開かれた持続可能な居場所となるよう協議会での話し合いを重ねてください。PARKPFIを用いた169の市立公園を公民連携により公園を核としたまちづくりが進み、誰もが共に遊べるインクルーシブ遊具や防災機能を生かした公園づくりで、多様な人の空間となることを期待します。みどりと公園課を中心に運営状況が市民にみえるモニタリング調査等も並行して進めてください。公園に関連し、9000平方メートルある多摩湖町1丁目緑地や前川公園・萩山公園の用地取得の英断により、防災面の強化・生物多様性・里山の保全など実効性あるものとなるよう期待します。市庁舎内のDXによる情報通信環境整備が進むことで、来庁しなくても手続き可能な環境が提供されることは、住民福祉向上につながります。セキュリティ面での情報漏洩などの対策強化と多様な市民へ情報のバリアフリー化も共に進めてください。東村山タウンマネジメント株式会社が設立され、令和4年度から市庁舎といきいきプラザの電気を再生可能エネルギーに切り替わることはCO2削減につながります。令和4年環境基本計画一部見直しを、今や気候危機の状態にあることを重く受け止め、原発や石炭火力に依存しない目標となるよう求めます。最後に、子宮頸がんワクチン接種勧奨再開の報告について。過去の接種で重篤な状態となった被害者市民がおります。子宮頸がんワクチンの効果は一生継続するものではありません。保健師などによる性感染症予防の性教育実施や子宮頸がん検診を定期的に受けることが、将来ある子どもたちの命を守るためには重要です。そこは所管を超えた取り組みを行ってください。新型コロナ禍であっても、市民の命・基本的人権が尊重され、お互いの違いや多様性を認め合い、誰もがその人らしく暮らし続けられるまちづくりにつながる一年となることを期待し、賛成の討論とします。