環境に負荷の少ない石けんで手を洗いましょう!
この経産省の公開文書には大きな誤りがあると私は思います。
界面活性剤と合成界面活性剤は生成の仕方や使用後生分解される時間も違います。それが明記されていません。使うことだけを推奨してます。
植物油脂から作る石けんが一番汚れを落とします。
実験に石けんを外したことに作為的なものを感じます。
合成洗剤の代表的な成分として使用されるラウリン酸や直鎖アルキルエーテルなどはPRTR法では、ベンゼンやトルエンなどと同様に指定されている第一種指定化学物質です。
指定化学物質に指定された工場などで使用する場合は、環境への排出量を届けでることが、義務付けられています。
一方、家庭から排出されるものには規定や法律がありません。この調査は、より排出量を促進することになります。化学物質過敏症やアレルギー体質の方々には、いのちに関わることですから、化学物質の持つ危険性を告知するべきです。
安全かどうかを選ぶことが難しい子どもたちには、最大の配慮が必要です。
石けんにも、界面活性剤は含まれていますが、川や海に流れ込んでも、約1日で生分解されますから問題ありません。
石けんカスは、魚達の餌、プランクトンになります。環境にも負荷が少ない安心なものです。
合成洗剤は、殺菌力は強力なまま生分解されずに、河川や海に流れ込み、生態系や環境に悪影響を与えることが地球規模での問題になっています。
PRTR 法を掲載します。
PRTR制度(ぴーあーるてぃーあーるせいど)は、有害性が疑われる化学物質が、どこから、どのくらい、環境(大気・水域・土壌など)中へ排出されているか(排出量)、廃棄物などとして移動しているか(移動量)を把握し、集計・公表する仕組み。事業者の化学物質管理を促進したり、化学物質リスクコミュニケーションの基礎資料となったりして、環境中の化学物質のリスク低減を目的とする。
PRTRとはPollutant Release and Transfer Registerの略であり、化学物質排出移動量届出制度、環境汚染物質排出移動登録制度などと訳されている。
PRTR法の対象となる化学物質は、人の健康や生態系に有害なおそれがあるもので、環境中に存 在する量の違いによって次の2つに区分されています。
○第一種指定化学物質(354物質)
・環境中に広く継続的に存在し、次のいずれかの有害 性の条件に当てはまるもの
・人の健康や生態系に悪影響を及ぼすおそれがあるもの
・その物質自体は人の健康や生態系に悪影響を及ぼすおそれがなくても、環境の中に排出された後 で化学変化を起こし、容易に有害な化学物質を生成するもの
・オゾン層を破壊するおそれがあるもの
○第二種指定化学物質(81物質)
第一種と同じ有害性の条件に当てはまる物質で、製造量、使用量などが増加した場合には環境中に
広く継続的に存在することとなることが見込まれる物質PRTR 法に基づいて事業者に届出が義務付けられた化学物質は「第一種指定化学物質」です。また、この物質を他の事業者へ出荷する場合には、有害性に関する情報や取扱い方法などを記載した MSDS(化学物質等安全データシート)を提供することが事業者に義務付けられています。
「第二種指定化学物質」については排出量等を国に届け出る必要はありませんが、第一種指定化学 物質と同様 MSDS の提供が定められています。
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