5/30 全生園を共に考える会有志主催のZOOM会議に参加。

全生園を共に考える会有志の呼びかけによるzoom会議に参加しました。

国立ハンセン病資料館で長きに渡り勤めてこられた元学芸員の方からお話を伺いました。

国立ハンセン病資料館が設立されるまでにも紆余曲折大変な思いをされてきたことがわかりました。入所者の方々が書かれた俳句や随筆、短歌など自治会図書室に保管されていたものなどを博物館施設を建設し後世に残すため、入所者の方々実行部隊となり全国の療養所からも多数の作品を集め、1983年に開館されました。

目的は、

①生きた証を残す。

②同じ過ちを繰り返さない。

③入所者の方々の名誉回復でした。

2001年資料館の拡充を国が約束したことで、2002年から元学芸員としてハンセン病の歴史と入所者の意向を尊重して取り組んでこられました。

厚労省から民間委託事業者が運営するようになり、入所者の意向が何処かにいってしまっている。そうなると、来館者の受け止め方も変わってしまう恐れがあると危惧されていました。

今回の新型コロナの感染症の問題は、ハンセン病の負の歴史から、学べることは大きい。

資料館にも、人権侵害はダメだと書かれたポスターが貼られているが、差別の考え方は様々ありそれぞれ違う。だから、一つずつ正しく知ることでしか、人権意識は高まらない。その病気になった人を差別してはいけないことが、今回の新型コロナで実は伝わっていなかった。ハンセン病と新型コロナと重なっている部分から伝えていけばいい。大事なのは、自分の問題に引き寄せていくことだと思う。

全生園の記録と記憶のパンフレットは園内を案内するときの大事なツールとして今も活用されています。

全国のハンセン病療養所の歴史を伝える資料館であり、地元東村山市の資料館として、人権の大切さを伝える大切な場所です。

参加させて頂いたことで、ハンセン病資料館の歴史を改めて知る機会になりました。

後世に史実を正しく知ってもらうためにも、資料館の存在はなくてはならないものです。その歴史を伝えていく役割は、学芸員の方々にあると思います。

資料館の価値や目的が尊重されていくように、働きかけていきます。

新緑が目に眩しい全生園の静かな佇まいがいのちの大切さを伝えています。