移動支援のしくみ

 

     様々な障がいを持つ人たちが社会で受け入れられるために

  様々な障がいを持った人たちの外出を支援する移動支援ガイドヘルパー派遣サービスという生活を支える重要なしくみがあることをご存じでしょうか?
障害者自立支援法施行後、移動支援は各自治体が実施する地域生活支援事業の中に位置づけられる様になりました。
 障がいのある子ども達(成人)の移動支援の活用の一例として・・・
小学生の場合、放課後を過ごす居場所として学童保育があります。保護者が仕事を持っている時は学童への移動中間送迎を第三者にお願いする必要がでてきます。
そこに移動支援が活用されています。年齢を重ねていけば行動範囲も拡がり、使いたい用件も増えていきます。
 社会性をしっかり身につけ地域の一員になるためには、少しの手助け、支援が必要です。買い物をしてお金を払う、休日に友達とバス・電車を使って外出するなど家族以外の人達とのつながりを築いていく上で移動支援は生活を豊かにする重要なしくみです。
 東村山市では、小学生、中学生、高校生、18歳以上とも、
1ヶ月に使える移動支援時間数は、8時間しかありません。
 近隣他市と1ヶ月当たりの支給時間の比較では(障がい児保護者連絡会調べ)
清瀬市(小・中・高)20時間、18歳以上 25時間。
東久留米市(小)10時間、(中・高・18歳以上)20時間。
小平市(小)10時間、(中)15時間、(高・18歳以上)20時間
東村山市の支援時間は少ないことがわかります。
 だれもが将来1人で自立した生活を送ることを目標として、移動支援の時間を個別の支援計画を基本に障がい支援区分によって増やすことができるなど、柔軟な対応が望まれます。切れ目のない支援がここにも必要です。
東村山では、様々な障がいの垣根を超え、障がい者自立支援協議会が発足しています。
ともに話し合う機会を持つことで情報を共有し、だれもが使いやすいより良いしくみづくりになるよう働きかけていきたいと思います。