11/25 子どもの権利条約全国フォーラム2023inとよたに参加
11/25
子どもと大人で楽しむ、学ぶ
子どもの権利条約2023inとよた
知って♪感じて♪こどものけんり
〜「しってる」から「〇〇」へ〜リアル参加。
喜多先生の30年の歴史を振り返る講和。
興味深かったのは、2000年の群馬大会。
権利と義務は対等ではないと、意見を主張した大阪の子ども達と茨城の子ども達が対立し激論になり、大阪の子ども達が帰ってしまうというハプニングがあった。その大阪の高校生が今やNHKクローズアップ現代のディレクターになっているそうです。子どもの権利条約を学ぶってことは、自律した大人になれる証拠だと分かります。
そして、子どもの権利条約フォーラムでの出会いが国内、国際団体をつなぎ、「広げよう、子どもの権利条約キャンペーン」委員会が活動を進めていく中、国内外のネットワークが作られた。国内外の市民活動が基盤となり、2022年6月、ついに子どもの権利条約を基盤とした「こども基本法」が誕生したのです。感慨深そうに喜多先生は笑みを浮かべていたのが印象的でした。
そして大谷美紀子弁護士による基調講演。「こどもの権利を知り、学ぶ〜子どもの人権が守られる社会のための第一歩」
子どもは権利の主体。
義務を果たしての権利ではなく、国、親、運営側の自治体に責任があり、子どもの権利を尊重する義務が発生する。
人権教育が何より大事。
子どもの権利条約第29条
教育の目的
教育は、子どもが自分の持っている能力を最大限のばし、人権や平和、環境を守ることなどをまなぶためのものです。
子どもも大人も、障害の有無に関わらず、性別、ジェンダー、国籍、親の立場は無関係に、人は皆同じ価値がある。
子どもの権利を認めると、自己主張が強くなり、わがままになる。親や先生がコントロールできなくなるとの意見があるが、子どもの権利を十分理解していない大人の存在がある。
子ども自身が権利を知り、幸せに生き、最大限持てる能力を発揮し成長すれば、大人になった時、自分の権利、他者の権利を尊重し命を守るようになる。
そのためには、大人の行動、考えが一貫して、同じ態度、考えでなければならない。
大人が勉強や知識だけを身につけても、子どもを対等なパートナーと認め対話する実践が必要になっている。
問われているのは、私達、大人です。
大人の子ども観と人権感覚を改める時です。
地域で私も対話を実践していきます。
子ども達の報告、ディスカッションもありました。その中で、さいたま市の中学生が、生徒手帳に子どもの権利条約を掲載することができた報告。学校の生徒会にかけ、可決されたことは、諦めずに誰かを幸せにするために、権利として意見を主張することが、成功体験になり、これって政治だと気づける報告でした。子どもの発想力はすごいです。
ただ、会場を見た限りでは、障害のあるこども達は見当たりませんでした。次回は東京が会場になるそうなので、障害に限らず、多様な子ども達が参加できる環境が必要ではないかと感じました。
明日は、江戸川足温ネットの山崎さんの分科会に参加します。人権と気候危機、環境がテーマです。
また、改めて報告します。
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