4/3 誰にとっても生と性を価値あるものに!

学校で教わらない「性交、避妊」を、科学的に解いていくことが自らのいのちと相手のいのちも大切に思えると考えます。
性交、避妊を教えていかないと、性被害、性暴力を招く危険性があります。足立区立中学校の性教育の授業は、まさにそこに触れています。

いのちの誕生は受精卵が何度も細胞分裂を繰り返し成長していく。科学だし神秘です!

私は息子を授かる10年前に23歳の時に流産を経験してます。着床はしましたがいのちにつながりませんでした。
少し、精神的に病んだ時期もありました。

そして、10年後息子を授かります。出産後ダウン症であることがわかりましたが、羊水を飲んでいて産声を上げることができず、そのままポーンと保育器に入れられ、私への配慮で産院を離れるまでサイレンを鳴らさない救急車で埼玉小児医療センターへ搬送されました。

入院後は直呼吸が難しく一過性多呼吸症で大きなバキュームから濃度の高い空気を吸っていました。初乳はあらゆる免疫をつけるため必要なので、懸命に搾り冷凍にした状態で夫が運んでくれましたが、チアノーゼが出ていたので、結局飲むことは許されず、経管栄養で鼻からミルクを摂り成長していました。

とにかく不思議なことにお腹が空いても泣くことはないのです。時間を見て起こしますが、手足は氷のように冷たいままでスヤスヤ幸せそうに寝ていました。ダウン症特有の末梢神経が鈍いことが原因です。
母乳を哺乳瓶に搾り、哺乳瓶から飲ませていました。
おっぱいを自力で吸えるようになるのに2ヶ月半かかりました。喉を鳴らしながらコクコク飲むかわいい姿に、ただただ涙涙でした。

今度は生まれて4ヶ月目に毎朝4時に今度はてんかん発作が15秒ありました。カラダが一本の棒のように硬直します。それが半年続きましたが、ホルモンのバランスが崩れていたのか、成長につれ治まりました。

そして、波瀾万丈色々ありながら成人し、23歳でてんかん発作が再発します。性的な影響もあるのかと思いますが、脳波に波形は出ず、今でもてんかん薬を服用しながら、周りの方々に助けてもらい、今があります。

私も息子のお陰で様々な貴重な経験をしてきましたので、命を育むことは決して簡単ではなく、奇跡の連続だと痛感しています。

ただ、ごく一般的には一次性徴、二次性徴を経て大人になり、自分の感情だけではコントロールできないのが生と性なんだろうと思います。性的マイノリティの方々にも、パンセクシャルなど多様です。
性の搾取や性被害、性暴力に遭う確率が高いのは、性の知識や価値を知らない若年層や知的、発達障害児者だと思います。

生と性の価値やリスクに気づき、プライベートゾーンは触らせない、見せない、触られそうになったら嫌だという。嫌なことは周りに相談する。しごく当たり前のことが、ことさら性のことになると言い出せないのが現実です。だから、成長段階で早いうちから科学的に真実を知らせていく。

お互いを大切に思うことで、それぞれが幸せな道を自ら築いていけるんだと思います。周りのサポートを受けながらその人のセルフプレジャーなどを選び、ゆっくり自分のペースで、失敗しながらもリカバリーし、エンパワメントしていく。

いのちはほんとに神秘です。出会いがどこかでずれて仕舞えば、この世に誕生できないのです。
誰も取り残さないSDGsの包摂性をみんなで実践すれば、自然と違いを知り、違うことが当たり前になります。社会の側に問題がある虐待も貧困も障害もDVも身近にあり、根っこは一緒です。特別視せず、生い立ちに誇りを持ち受け入れていく生きる教育を実践してる大阪府生野南小学校の取り組みが一番参考になります。you tubeでも観られます。いのちといのちのぶつかり合いが、そこには日常的にあります。

一生涯、生と性を楽しむことが誰にも権利として許されています。
お互いのいのちを尊いと認め合っていくことで幸福感を抱き、命を育んでいけるのでしょう。その育み方は十人十色で良いと思います。

誤解なきように追記します。避妊を奨励しているわけではありません。性被害や性暴力などにより思いがけない妊娠をした場合には、アフターピルが緊急に必要な場合があります。そのための矢も負えない対策として書かせて頂いています。ご理解ください。

一生涯を見据えたワークライフストーリーは、まだまだ続きます!

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