多文化共生ヒューマンライツフェスタ
ハンセン病に罹ったがために、いわれのない差別や偏見の中、そこまで家族とともにあった日常と故郷を追われた人達。そして更なる厳しい隔離統制が敷かれ、将来があった多くの方が尊い命を落とされ、患者に対して看護師も不足していたため、患者同士で治療しあうしか方法がなかったことなど、隠そうとするあまり、ここまで国は非人道的になれるものなのか、怒りさえ覚えました。
入所の方々は、平均年齢84.5歳と高齢になっています。このまま風化させないためにも、いのちとこころの人権の森宣言市として、資料館とともに後世に歴史を包み隠さず伝えていくことがハンセン病に対する正しい理解につながり、差別や偏見を生まない社会を実現していけると思います。