新型コロナ対策 学校再開に向けて

[新型コロナ対策]について、渡部市長の記者会見が行われました。

東村山市は二十八日、六月一日からの小中学校の再開に当たり、全小中学生約一万一千人に使い捨てマスクを五十枚ずつ配布することや、オンライン学習環境の整備を進めることなど、新型コロナの対応方針を発表した。(林朋実)

マスクは小学生には子ども用、中学生には大人用を用意し、来週中に全員に配る。八日から始まる小学校の給食では、最初の一週間は使い捨ての弁当容器で提供する。

子どもたちの感染予防への意識を高めるのも目的。十五日以降は、できるだけ食器数を減らし、使い捨ての手袋を着用して配膳していくという。

オンライン整備では、再び感染が拡大して休校になった場合に備え、全小中学生に自宅学習できるタブレット端末を貸与する方針。

購入費を盛り込んだ補正予算案を市議会の六月定例会に提出するが、額は未定で、記者会見した渡部尚市長は「端末にどういう機能を搭載するかで値段が相当変わってくる。どこまで家庭学習に使える機能を充実させるか、現在検討している」と説明した。

タブレット端末を貸与できるのは早くて今秋になるため、それまでに休校になっても対応できるよう、通信環境が整備されていない家庭への支援策として、Wi−Fiルーターを購入する。休校になればルーターや市所有のパソコンを貸し出すという。