10/19 エコライフフェア講座第2弾”生物多様性について”


10/19
気候危機の学びの後は,
生物多様性について
(株)野生動物保護管理事務所からワイルドマネジメント事業部 計画策定支援室
研究員 渡邉英之(鳥獣管理士 凖1級)さんによる生物多様性の講座。
東村山市でも鳥獣被害が増加しているため、
現状をレクチャーして頂きました。
たぬきは在来生物。
アライグマは外来生物。
この違いが大きい。在来は駆除してはならない規定があるため、ワナにタヌキが掛かった場合は、逃さなければならない。
たぬきは、お互いのノミを取ったりと毛繕いをする習性があるので,危険性は少ない。
アライグマは、手が器用で人間の手のように指も長い。ただ、毛繕いの習慣はなく、マダニやダニを体にやたら纏っているため危険。
八阪神社にも,アライグマの爪の跡が残されているなどの調査結果があります。
アライグマが日本に持ち込まれ、アニメによるペットブームが繁殖の引き金に。
飼いきれなくなり放逐された。
屋根裏などに棲みつき、排泄物で被害が出ています。
アライグマによる農作物への被害は、
甘くジューシーな果物を好むため,スイートコーンやぶどう,スイカを食べてしまう。
両生類,爬虫類を食べるため、東村山市にも生息する絶滅危惧種トウキョウダルマガエルなども食べている可能性があります。

アライグマ対策としては、アライグマ,ハクビシンの捕獲の相談は市の環境政策課へ。
ワナを仕掛け,見回りと餌交換、市の委託業者が回収の流れです。

東村山市の自然は残されつつも、危機に面している。開発や外来種による危機。
いずれも人間が原因‼︎
一人一人ができることから自然と向き合いましょうとのことでした。

渡邉英之さんは、息子が幼稚園入園時、1番お世話になった渡邉慶ちゃんの弟さんでした。小さな時の記憶しかなく、月日が経つのは早いです。

気候危機と生物多様性も地続きです。
自然環境の不断の努力に習い、できることを
やっていきます。
エコライフフェアはいつもいつも中身が濃い学びが詰まってます。
ほんとにありがとうございました。

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