10/12 多摩のPFAS汚染源は 本当に横田基地なのか? PFAS汚染に迫った3年 講師は 松島京太
10/12
多摩のPFAS汚染源は
本当に横田基地なのか?
PFAS汚染に迫った3年
講師:東京新聞特別報道部 松島京太氏
炭素とフッ素からなる有機フッ素化合物。
自然界ではほぼ分解されず,人体や環境中への残留性が高いため「永遠の化学物質フォーエバーケミカル」
水や油を弾く特徴があり、航空燃料火災に有効な泡消化剤やフライパンの表面加工,半導体の製造などに利用されてきた。
PFASの歴史
1938年デュポン社の研究所で偶然
PFASの一種PFTEを発見。
1940年原爆製造のマンハッタン計画に、
PFTEの最初の受注元となる。
デュポン社がフライパンにPFTEを塗る
技術を開発。
1950年代3M社がPFOSを開発。
撥水剤スコッチガードとして,衣類やカーペットに用いられるようになる
1967年ベトナム戦争で航空母艦USSフォレスタルが艦上火災で3M社が開発した泡消化剤が米軍艦船,燃料貯蔵施設,在日米軍施設に設置される。
2000年有害性などを理由に3M社がPFOA.PFOS 製造中止を宣言。
日本では、水道水源の井戸が汚染され、
多摩住民の血中に蓄積されていた事実。
立川市内は浅井戸、国分寺市内は深井戸で
高濃度のPFASを検出。不透水層に添い深い地下水へ浸透、東へと汚染拡大か。
横田基地は、今年5月、国都などが環境補足協定に基づき初めて立ち入り調査を実施。
肝心の土壌,地下水は無視。
汚染源調査の壁は、排他的使用権
環境補足協定の欠落点
漏出事故≠環境汚染
立ち入り≠立ち入り調査
日米間では環境汚染の改善を取り決めた協定,合意は存在しない。
日本は常に不利な上下関係にある。
海外ではPFAS汚染による訴訟,訴訟が繰り返されている。
日本が基本とする予防原則のレベルではない、人体に甚大な影響を与えているPFAS汚染源を突き止め,追求していく時期にあるとの見解でした。
血液検査やエコチル調査も染色体異常ダウン症や低体重児などのPFAS汚染によるとの研究結果もあります。
今後もいのちを育む水汚染問題を追求していきます。
会場は超満員で入れない方も多数いらっしゃいました。若い世代がほぼ居ない環境を変えていくのも課題です。
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「ウナイ 透明な闇PFAS問題に立ち向かう」