10/20 「若者があきらめなくていい社会を」


午後からは、埼玉共済会館へ。
「若者たちがあきらめなくていい社会を!」
児童虐待を経験した70人のメッセージが詰まったドキュメンタリー映画
“REAL VOICE”を再び鑑賞。

映画の中で、「虐待は大人になって終わりじゃない」、「子どもの声をちゃんと聞いてほしい」など,後ろ姿で語る方も居て、メッセージを話すのに4時間かかる方もいたそうです。様々な方々の想いや叫びが詰まった映画です。ぜひ、ご視聴ください。
成人してからの方が人生は長い。虐待によるPTSDになる割合は高い。社会的養護を知り、当事者意識を持ち、伴走型の支援が重要だと気づけます。

埼玉県から社会的養護の若者支援事業を委託されているコンパスナビの運転免許証取得の補助事業。児童養護施設などを出たあと、自分を証明するものがあれば働けるし、住まいも見つかります。クローバーハウスの居場所事業や就労支援など,生きていく上で必要なアフターケアを提供されています。

コンパスナビ「なびんち」の紹介、
社会的養護(児童養護施設、自立援助 ホーム、里親さん等)施設を巣立った方、また生きづらさや困難を抱えた若者たちのお困りごとの相談窓口や支援機関をご案内するプラットホームです。
リンク貼りますhttps://navinchi.jp/

映画終了後は、会場参加者同士の感想を話し合う時間もあり距離が縮まる配慮に感謝。
第二部は、コンパスナビ理事ブローハン聡さんと、映画を撮られた山本昌子さんと、なおとさんとAKIRAさん4人の若者が,ディスカッション。

虐待は0日で亡くなる割合が高い。生きていてくれてありがとうの言葉が響きます。
虐待で傷ついた心は,回復しない。
困る前に助け合える社会であればいい。

虐待を話す際,オーバーラップして二次被害を招く恐れもあると語りながらも、4人ともに壮絶な虐待を受けてきたにも関わらず、ポジティブに仲間と平らな関係を作り上げ,輪を広げています。紛れもなく今を生きていることが尊い存在です。

生活クラブ生協の組合員も,OCRに1と書けば,社会的養護支援の一助になります。これからも応援を継続していきます。

手と手がつながり,新たな出会いもありました。出会いを大切に、助けてと言える社会は誰にも生きやすい社会になります。

虐待も障害も貧困も,特別でなく,身近にあります。何気ない挨拶や声をかけ合っていけば,防げることにつながります。

課題として、カウンセリングが必要な人に,高額のため受けられず、向精神薬が処方され,薬漬けになるケースもある。改善が必要との指摘もあった。社会的養護の方々のアフターケアが当たり前に広がるように、声を上げていきます。
貴重な時間と空間を共有させてくださり、
ありがとうございました。

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#親が悪いだけじゃない