7/12 押原中と西条小の分けない教育を見学

7/12
山梨県中巨摩郡昭和町へ、
白石が8年前に訪れた押原中と西条小に区議・市議有志で再び見学へ。
昭和町人口21572人(7月時点)
中学校1校、小学校3校。
学校の改修工事はすでに済んでいます。
木材をふんだんに使用したバリアフリーの校内。


教育方針は、『GLOCAL➕SDGs』
GLOBAL…英語教育、ICT教育の推進
LOCAL…コミュニティスクール
    ふるさと郷土教育の推進

障害児を分けないインクルーシブな関わりが随所にある授業風景を見学。押原中通常学級の理科の実験、歴史の時間を参観。特別支援学級の教員が介助に入る形ですが、見ているだけではわからないほど、自然に溶け込んでいました。グループでの話し合いも、ディスカッションする光景も見られました。
特別支援学級チャレンジクラスの授業は、個別最適な学びが提供され、教室は靴を脱ぐ配慮もあり、緊張感をほぐす意味でも有効な手法だと感じました。

西条小の特別支援学級(ひばり)
星本でなく通常学級と同様の教科書を使用。ある児童は、反対の意味になる言葉カードを見てリズム良く答える学習。間違えずに言えることは成功体験を積み上げ、自己肯定感を高めることにつながってます。
遅れて入ってきた児童を、仲間として快く受け入れる子ども達の優しい眼差しもありました。

外国籍の子ども達には、日本語を習うため図書室の調べ学習のスペースでマンツーマンで行う仕組みもあります。
通常学級3年のクラスでは、ピアニカを終えて、合唱をしている時間を参観。最後の曲は、ハッピーソング。私達を迎え入れるに、相応しい楽曲。参観する私達に笑顔で元気一杯歌う子どもたちから、パワーもらいました。ありがとうございました。

教育長が入ってくださり、多目的室で意見交換。特別支援教育を専門に関わって来られ、地元で育ってきたご経験から、地域の子は地域で育ちあう土壌があると。多種多様な子ども達を受け入れる用意もある。昭和町は、財政も豊かで不交付自治体のため教員採用も県でなく独自で行えるのも強みです。羨ましいかぎりです。

給食も食缶方式で、温かい給食が食べられます。

全体の印象として、分離しない教育を実践されていますが、教室にいるのが難しい子も実際居ます。廊下も広く、クールダウンできる、逃げ込める、座れるなどのスペースがあちこちにありました。

図書室もその一つ。司書の方のスキルが高い。手に取りたくなる本の配置や長く居たくなる工夫も色々。教室に入りにくい子の受け入れもしています。

トイレも折り畳み式のユニバーサルシートも設置。エレベーターもあり、多目的室には床暖房など、学校が、安心安全なセーフティネットになり得ていました。

足元の地域で発達に課題のある当事者、保護者の声を、議会に代わりに届けます。
国連の勧告である分離を招く特別支援教育の中止、分離教育は、分離社会への入口の言葉を肝に銘じ、今回の視察を人権視点の政策に生かせるよう、働きかけていきます。

視察受け入れに際しまして、昭和町議会常任委員会の正副委員長、議会事務局職員の方々。教育委員会教育長初め、押原中校長、副校長先生、西条小校長、副校長先生、丁寧なご対応ありがとうございました。

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