3/26 キックオフ集会!池田先生と学ぶ「人権と憲法」
3/26 キックオフ集会
“選挙で変わることって何だろう?”実行委員会企画
「人権と憲法」
中央大学文化部教授池田先生を講師にお迎えして、わかりやすくお話して頂きました。
ありがとうございました。
足元の悪い中ご参加頂きましたリアルとオンラインの皆様ありがとうございました。
池田先生のお話から
1.憲法は後から読む。
99条
憲法尊重擁護の義務は公務員にある。
31条から40条
裁判や逮捕、抑留、拘禁の要件や一事不再理、刑事補償などここまで詳しく明記している。それでも起きた冤罪事件。袴田さんの事件は正にこの条文違反になっている。どれだけ無実の人を犯人に仕立て上げ、死刑執行で命を人生を奪ってきたのか。権力行使しうる人が守るのが憲法。国民が守るものではない。
2.日本を図で表すと、日本人は日本列島を書く。主権者教育をしている国は、三権分立や
state国家を統治するしくみを書く。
違いは明確。
3.同心円的国家観と公私峻別の国家観
義務を果たしての権利ではない。
尊重されるのは権利。
西欧代表のフランスは公私を峻別しているので、宿題は禁止。公は公の中で完結する。
私に持ち込まない。家庭教育に任せる。
11条
基本的人権の享有
犯すことのできない永久の権利
12条
公共の福祉とは、権利擁護と権利侵害の調整のために必要なもの。
30条
納税の義務はあるが、納税することで、政府が国民の権利を守っているか監視する役割がある。
25条生存権
健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
26条 教育受ける権利 義務
家庭、学校、職業には相関関係がある。
良い家庭、良い学校、良い職業に就くために逆算していくと、良い遺伝子を残すことになる。
その相関関係が行き着く先は、優性思想。
生産性がない、価値のない命を奪う津久井やまゆり園事件が起こった。
誤った相関関係を断ち切っていくこと。
4.多様な人が共に暮らすインクルーシブな社会を当たり前にしていくことが必要。分離してしまうとお互いの違いに気づけない。
5.多数決は民主主義ではない。多様な意見を認め合いながら、時間をかけてみんなで決めるのが本来の民主主義。
6.子どもなど権利を侵害されやすい人々の権利保障に注目する
国連の「子どもの権利条約」「障害者権利条約」憲法98条は、条約遵守が謳われている
市民には子どもも入る。
1人の人間、人格者として認めていく。権利を認めるとわがままになる、躾ができないなど時代遅れも甚だしい人権感覚を改める。
意見表明権を尊重し保障する。子どもに任せる、アナキズム。相互に信頼し合うこと。だから、規律や支配は必要ない!指導や校則も子ども達が議論して決める。子どもも今を生きる主権者!
子どもの権利条約にある最善の利益は、interestと訳される。どんなことに興味関心があるのかを、子どもの意見を聞くことから始める。子どもの世界観を大人が知るよう努めていく。
フランスはシチズンシップ教育が当たり前。
日本も主権者教育を進めていく。
政治は家庭から始まるもの!
7.憲法改正論議で、人間の自由や生命が侵害される憲法改正には反対していく。
時間をかけて話し合っていく。
反対する視点を明確にしていくなどなど第二弾企画も考えています。
憲法は、戦前戦後の反省の元に作られた。国の在り方、権力を縛るもの。国民主権を学ぶためにも、多様な意見を交わせる対話を大切に。
内閣だけで時間をかけず決めてしまう国政で良いのか、都政、市政はつながっています。投票権を生かすため、選挙に行こう!
選挙権を持たない子どもの未来を決める大切な選挙です。
私達の1票1票は、憲法で決められた尊い権利です。
みんなで選挙に行こう!
投票権には、まちを変える力があります!
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