子どもに教える「性」の話

NHKあさイチで取り上げていた子どもにどう教える?
「性」の話。
産婦人科医高橋幸子先生の説明が、とてもわかりやすかったです。埼玉県川越市の中学校で、さいたま市教育委員会の協力を得て、性教育出張講座を開催しています。子ども達の性に関する悩みなどにも丁寧に対応しています。この活動の成果は、人工妊娠中絶率が減少に転じている結果が証明しています。思いがけない妊娠や性感染症などを予防するには、性交には避妊具コンドームを使う。一番分かりやすかったのは、水着をつけている箇所は、プライベートゾーンだから、触らせない。勇気を持って嫌だと断る。小学生低学年以下の子ども達にも有効な手立てです。

子どもの成長に合わせ、性教育の絵本などを使い、一緒にゆっくり寄り添い進めていく。性についてわからなければ、「ちゃんと調べてから話すね」と答えを急がないことも大切と高橋先生は、おっしゃってました。

一方男性も、間違ったマスターベーションにより、精子が育たない可能性もあり、性病や精子が減少する要因にもなるそうです。誰も教えてくれない現状は変わらないのに、男性は知っていて当然と思われている。男性も実は深刻な課題があると理解できました。身近に専門性を持つ産婦人科医がいれば、親や先生には相談できないことを聞ければ、より生きやすい環境が作られていくと思います。

富山県では、中学校に産婦人科医が配置されています。富山県の人工妊娠中絶率は、ここ10年で下降しています。子ども達が気軽に相談でき、高評価を得ています。他県の成功事例を東京都も取り入れるべきだと感じます。子ども達のいのちとからだを守るためにも、教科書や性教育の手引きに留まらず、専門性を持つ外部講師による性教育の必要性を東村山でも今後も伝えていきます。