「全生園を共に考える会」に参加!
「全生園の明日をともに考える会」に参加させて頂きました。NHKおはようニッポンで、「ハンセン病・隔離の療養所は今」現状を伝える番組を観せてもらい、番組をプロデュースした吉岡さんからも、ハンセン病を取り上げた経緯など伺いました。
今、入所者が高齢になり、亡くなられる方も多く、専門医不足が課題です。駿河療養所の事例では、「隔離政策は解かれたのだから、外の専門病院に行って欲しいと言われても、抵抗がある」と入所者の切実な声。差別や偏見が解かれた訳ではない。
一方、沖縄の療養所では、20年をかけて地域の人達に療養所内の病院を開いてきた。今では、年間1000人が通院しています。通院者は、「地域で一番近くて遠いのが療養所だった。小さい頃は、ハンセン病が伝染すると誤った知識を持っていたから、近づけなかった」と述べていました。
学習会に参加された入所者の方から、「全生園の診療所には、人工透析の機械もあるので、地域に開いて行くことで必要とする方に利用してもらえるとよいのでは」との提案もありました。
ハンセン病療養所を地域の財産として、どう後世に残していくべきか、多様な意見が出されました。誤った隔離政策を史実に基づき語り継いでいくことが、私達すべての人達に、求められていると感じました。
今日は、ハンセン病資料館で上映されたハンセン病の家族を描いた「ふたたび」を観てきました。
熊本地裁では、家族への差別や偏見による賠償請求も勝訴したニュースは、記憶に新しい出来事です。家族の苦悩も重ねて観ることができました。
昨日の考える会で黒尾さんから「全生園の史跡について、全生病院を歩く」を学習したので、上映会の帰りに礼拝堂の鬼瓦、土塁の痕跡が残る竹やぶ群を記録に収めました。
我と彼らを隔てた土塁が掘られ板塀になり、そしてひいらぎの垣根だったのです!
全生園の敷地内には、農場と墓地も設置されていました。自分達が口にするものは自給自足で、ここから出ることは許されないため、一生を終えることが暗示されていたわけです。国策とは言え強制隔離の残酷さは計り知れないものがあります。
史実を正しく知ることが、まずは大事!
夏休みの後半ですが、
企画のお知らせです!
子どもむけ上映会!みんなで見てね!
第6回 8月21日(水)
午前10:30〜
午後13:00〜
国立ハンセン病資料館1回上映ホール
上映作品
「未来への虹」
ぼくのおじさんはハンセン病
「忘れられた人たち」
ハンセン病への理解が進むよう、ぜひ
ハンセン病資料館へ足をお運びください!
久米川駅北口から清瀬駅行きバス又は、
新秋津駅から久米川駅北口行きバスでも、
来られます。
全生園内にあるなごみで食べた
かつ丼美味しかったです!
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