6/7 就学相談ガイダンス中学校版

東村山市就学相談ガイダンスが行われ中学校版に参加しました。
就学相談の傾向としては、
新小学生は、特別支援学校を選択される子が増加。新中学生は、6年間通常学級で過ごした子どもさんが、特別支援学級を選択する子が増加している。

特別支援学級の説明は、一中1組の先生から。
就労と自立に向けてを目標に、3〜5人のグループ編成で、読み、書き、計算学習を積み重ね、基礎学力を身につけるよう工夫している。
都立高校(南大沢・永福・青峰学園など)受験対策も用意されている。
グループで様々な体験を学び(美術・技術・家庭・畑作業等)生きる力をつけている。
進路先は、都立清瀬特別支援学校高等部や就業技術科のある特別支援学校高等部へ進学している。特別支援学校進学には、愛の手帳取得が必須です。
平成32年度からは、清瀬特別支援学校高等部は、東久留米特別支援学校に移る予定。
平成33年度からは、清瀬には、職能開発科が開設される予定。

清瀬特別支援学校(知的障害)と小平特別支援学校(肢体不自由)の説明は清瀬特別支援学校の先生から。
学習面は、国語と数学を一緒に行うことで、問題文を理解し答えを導き出せるように指導している。最重度・普通のクラス編成。

既存の通級指導学級の説明は、三中みどり野の先生から。
平成31年度からは、小学校同様特別支援教室に変わります。第三中学校が教員配置校になり、担当教員が各中学校を巡回し、個別指導や小集団での指導を実施する予定。
対象生徒は、生活面は注意の持続や選択や学習面は特定の能力の習得などに課題がある。
社会性では、ソーシャルスキルや場面緘黙などによる情緒に課題がある生徒も居る。
指導内容は、個々の状況に応じ、週当たり1〜8単位時間程度実施予定。
一番力を入れている「ココロの授業」
自分を知る、他の人の考えを知る、自分の考え、思いを相手にわかるように伝えるなど、話し合いとロールプレイを通して、考える力を育んでいるそうです。

特別支援教室入級相談は、小学校で利用していた場合は、引き続き在籍中学校に相談する。
初めての場合は、本人の気持ちを確認し相談につなげる。

参加して感じたのは、同じ社会に生きる人間なのに、障がい児は、なぜ就労や自立を急がされるのか、学生生活を楽しむ余裕があってもいいように思う。特別支援学校高等部では、2学年で一般就労を目指す自立類型と福祉的就労を目指す基礎類型に判別される。節目節目で常に学ぶ場を判定され分けられてきたのに、高等部でも分けられ、就労先も決められてしまうことになる。高等部は、高校卒業の資格ではないことも書き添えておきます。

障害者総合支援法の3年目の見直しにより、
障がい児・者の意思決定支援のガイドラインが作られた。将来どうしたいのかなどを、どんなに障がいが重くても、本人の暮らしぶりは本人が決める権利が尊重されることを願うばかりです。

一部抜粋
就学相談では、小児神経科医、臨床心理士、学校心理士、特別支援学級担任教員など、専門分野に携わる就学支援委員がお子さんに医学的診察、心理学的検査、行動観察を実施し、さらに、保護者との面接を通して、障害の種類や障害の程度、発達の状態を把握し、どのような教育をどのような場で行うことが望ましいかということを相談していきます。
特別支援教育のニーズのあるお子さんを早期に把握し、個別指導計画を作成するための資料収集も目的としています。

就学相談申し込み期間
6月8日(金)〜6月29日(金)
子ども教育支援課窓口で、申し込み用紙に記入が必要。
就学相談実施日
7月31日(火)又は8月2日(木)
問い合わせ先
東村山市教育委員会教育部子ども・教育支援課