4/1 インクルーシブ教育システム
従来の心身障害児教育から特別支援教育への転換が図られ、平成19年3月「障害の有無にかかわらず、すべての子どもたちが豊かに暮らすことができる社会の実現を目指すことを基本理念に掲げ、「東村山市特別支援教育推進計画」が策定されました。
これまで第一次〜第三次と推進計画が実行されてきました。
5回の策定委員会で議論がなされ、推進計画案を受けパブリックコメントも実施されました。
平成29年3月【東村山市特別支援教育推進計画第四次実施計画】が策定されました。
専門用語が多く、わかりにくい向きもありますが、
身体、聴覚、視覚、知的に加え、今は発達障害の子ども達への実践が何より急がれます。
中学校での自閉症・情緒障害支援学級(固定学級)設置には賛否あります。固定の利点である毎日通学できることを望む場合と取りだしで苦手な教科だけ特別支援教室で学びを補完することを選びたい場合があると思います。個々のニーズにあった配慮が望まれますし、子ども達の特性にあった学習を組み立てられる先生の専門性と資質も期待されます。
地域で育ちあうための手段として通常学級と特別支援学校や特別支援学級に通学する児童・生徒の交流授業が打ち出されいます。更に交流を増やすには課題として保護者の送迎を基本としていることが負担である、そして車椅子の場合階段を昇降することが困難なため環境整備がされていないことも交流が伸びない要因になっています。
様々な課題と方向性の折り合い点を探すためにも、推進計画は指針になります。
お互いの違いを認めあうことはすべての子ども達に取って豊かな学びにつながります。本来のインクルーシブ教育が実践されるよう今後も働きかけていきます。