障害者施設「さやま園」見学会に参加。
- 富士見町にある障害者支援施設「さやま園」見学会に参加しました。
この地で50年の歴史を刻み、大人の施設としては第1号だそうです。男性18名、女性78名、短期入所は4名枠があり、総勢100名、職員は4交替制で114名、施設内は、清潔感があり、広々した空間に利用者さんもゆとりをもった生活を送っていました。
今東村山市の方は、14名、地域の入所施設として、利用者の夢と希望を叶えるのが個別の支援計画目標だそうです。
さやま園入所者の高齢化問題。今まで経験したことのない時代にどう対応していくのか?
人生を最後まで楽しく過ごすにはをテーマに、8年前からエンジョイプロジェクトを立ち上げて取組んでいます。
科学的な指標も取り入れ、年齢を重ねると嚥下や飲み込むことに支障をきたすこともあるが、最後まで口からちゃんと食べられることに重点を置き、口腔リハビリセーターの歯科医の指導も受けているそうです。
2分でわかるさやま園利用者の元気な姿を追ったビデオを観たあと、施設内を見学しました。
パンを焼く業務用機械もあり、さやま園人気商品ぶたレーヌも売り切れ御免の好評を得ているそうです。
将来的には、オープンカフェで飲食できる構想など雇用創出の可能性も秘めた夢を実現するために着々と腕を磨いているそうです。
焼き物も指導してくださる先生がいらして、手作りお雛様も食堂に飾られていました。
施設長のお話しで障害者年金も、1級、2級が設けられているが、医療補助などにも等級に差がある。2級年金だけでは、施設入所継続は厳しい現実がある。2000年頃は行政措置で、本人の金銭的負担は少なかったが、今は財源確保が難しく年金支給状況など改善していくためには、当事者が声を出していくことが重要。
直接施設を見させて頂けたことで、将来をイメージすることできました。
生活や金銭面など含め自立するための訓練の場所として存在している支援施設。ここから500人の人達が仕事を持ち、グループホームなどへ巣立っているそうです。施設入所にも定員があり、すべての人が実現できるわけではありませんが、障害者も高齢になっても、地域で共に人間らしく生きていける環境、誰もが羽を休めることができる居場所の実現が必要と感じた見学になりました。