コンセンサス・デザイン・フォーラム2016 その2

ファシリテーター、牧之原市長です。

北川先生の講演に続きましては、
セッション1
ファシリテーターは、牧之原市西原市長でした。
今話題の方だけにエネルギッシュな方なのに私たちをリラックスさせてくださいました。
ワークショップ開始前に、簡単なチームワークを競うゲームそして自己紹介の時間を設けてあったことで、その後の話し合いがスムーズでした。

「それぞれのアクション~対話と宣言」
各テーブルに話題提供者がパイロット役で入り、メンバーはクルーという設定。
東村山市市民協働課松崎さん。市民として馬場さんも参加していましたが別の班でした。でも、楽しそうに参加されていました。

同じテーブルには、当市資源循環部間野部長とご一緒で有難かったです。
渋谷区役所職員小林さん。パイロット役は、福島県相馬郡新地町でNPO法人みらいとの理事をされている日下さんと4人でアクション。
新地町は、人口8000人小さなまちで原発から50キロ離れ宮城県に近いため、原発を逃れて移り住んでくる方が多く、人口は増えているそうです。
復興の第一歩として、住宅再建を市民と協働で話し合いを重ね、98%住宅普及率は素晴らしいです。でも悩みは、住宅は自分事なので真剣に話せたが、駅前開発なると、電車は使わず車があるから関係ないと他人事になってしまう傾向であること。復旧には予算はつくが、復興は新たな試みになるため実績がないから予算はつかないことでした。
チームで話し合いを重ねながら、駅前開発は、長期計画を立て、将来を担う若い世代に声をかけ、ワークショップ形式で、グラフィックが得意な高校生を登場させるなど工夫し、自分事にしていく。他自治体も巻き込んで予算は交渉してみてはどうかの案もでました。
クルーの私たちも自分に置き換え考える機会になりました。
原発の問題は、福島県だけの問題でなく、一緒に終い方や、子ども達の健康面も継続して
経過を観察していく必要性も感じました。
最後に、何世代にも渡り、その土地で暮らしてきた方々なので、団結力はあり、子ども達も守っていく姿勢は、並々ならぬものがあるとも感じました。これからも、自分事として
多くの問題に取り組んでいくヒントをもらいました。