11/10 全国フォーラムin東京 2日目!


11/10
私は、”子どもの権利を尊重する関わり方”の分科会に参加しました。
講師は虐待に関しては高祖さんから。
虐待は、0日目生まれた日に亡くなる乳児の割合が高い。虐待は,特別でなく身近にあるもの。
子どもの背後にある大人の多岐に渡る課題を救っていかないと,本当に救われたことにはならない。まず、大人が幸せでいてください。大人がしあわせでないと、子どもに体罰や虐待が起きます。まさに川崎の子どもの権利条例の前文を思い出しました。私たち大人が,地域の子どもや大人のサインやSOSに気づくためには、子どもの権利を知る,学び合う,行動に移す。このサイクルを意識していきます。

不登校児童生徒の支援活動に関しては野村さんから。
2023年の不登校児童生徒数は、30万人を超えています。
2016年普通教育機会確保法には以下の権利が盛り込まれた。休む権利、問題行動でない、学校復帰でなく,社会的な自立、どこ(学校)で学ぶかでなく,何をどのように学ぶか、不登校支援に関する情報を、広く伝えること。
2009年不登校の子どもの権利宣言があります。
前文
私たち子どもは、ひとりひとりが個性を持った人間です。
学校に行くことが当たり前という社会の価値観の中で、心ない言葉を言われ、傷つけられることを経験しています。不登校の私たちの権利を伝えるため、すべての大人たちに私たちは声を上げます。
子どもの声に耳を傾け、考えや価値観と最善の利益を尊重してください。そして,共に生きやすい社会をつくっていきませんか。
多くの不登校の子どもや苦しみながら学校に行き続けている子どもが、一人でも自身にあった生き方や学びかたを選べる世の中になるように、大会で次のことを宣言します。
1,教育への権利
学校へ行く・行かないを自身で決める権利がある。義務教育とはら国や保護者が,すべての子どもに教育を受けられるようにする義務である。子どもが学校に行くことは義務ではない。
2,学ぶ権利
私たちには、学びたいことを自身にあった方法で学ぶ権利がある。学びとは、私たちの意思で知ることであり、他者から強制されるものではない。私たちは,生きていく中で、多くのことを学んでいる。
3,学び・育ちのあり方を選ぶ権利
私たちには、学校,フリースクール、フリースペース、ホームエデュケーション(家で過ごし、学ぶ)など、どのように学び,育つかを選ぶ権利がある。おとなは、学校に行くことが当たり前だという考えを子どもに押し付けないでほしい。
4.安心して休む権利、5.ありのままに生きる権利、
6.差別を受けない権利、7.公的な費用による保障を受ける権利、8.暴力から守られ安心して育つ権利、
9.プライバシーの権利、10.対等な人格として認められる権利、11.不登校をしている私たちの生きる権利、
12.他者の権利の尊重、13.子どもの権利を知る権利
子どもの権利が守られているかどうかは、子ども自身が決めると締められています。

私たち大人が,最善の利益の保障は子どもがもっとも関心を持っていることを主として考慮するもの。そして、意見は、opinionではなくviews。意見表明権は,自己の意見を形成する能力のある子どもと、ない子どもがいて、ある子どもに対して認められている権利ではなく、子どもは、自己の意見を形成する能力がある存在。子どもの特徴(年齢や成熟度など)をおとなの側はしっかり意識(配慮・考慮)して、その意見を理解していくようにするように努めていくことが、求められていると感じた講座でした。
子どもオンブズやアドボケイトの存在が必須だとの考えにも至りました。
そして、不登校の権利宣言を,知らない当事者,保護者に伝えることで,あなたは悪くないと気づいてもらえる手立てにしていければと思っています。
現在策定中の本市のこども計画に今回の学びを生かせるよう、問題提起していきます。

子どもの権利条約全国フォーラム2024
プログラムのリンク
tps://www.savechildren.or.jp/tokyo-crc-forum/

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