ハテナサロン第5回インクルシネマ東村山版DVD上映会開催!
第5回ハテナサロン開催!
インクルシネマ東村山版DVD上映会
「みんなでつくるインクルーシブな空間」
アニメ映画「もも子かえるの歌が聞こえるよ」
2003年の映画ですが、良い映画は何度観ても色褪せないです。当時、母体の親子映画で、もも子の字幕付き上映を開催するため実行委員会形式で行い、900人の方が見てくださったことを懐かしく思い出しました。
教員一人がクラス15人の子ども達を連れ立って観に来た時代でもありました。
もも子が力の涙に語りかける言葉も、「いっぱい笑ったり泣いたりするのは、生きてる証拠!」と先生が言ってた。「お兄ちゃんはもも子が守ってあげる」
双子の兄の言葉も心に響きます。
もも子の具合が悪くなり入院することになり、楽しみにしていたユニバーサルスタジオへの旅行は見送りに。
「僕はいつも我慢してきた、もも子なんかいなくなればいいんだ」の言葉が涙を誘います。ヤングケアラーの言葉がない時代ですが、心の葛藤が伝わってきます。
その後、病院にもも子を見舞いに行った力は、お友達が亡くなった事実を知ってしまい、もも子も死を恐れていることを知ります。
もも子の学校との交流授業を通して、力のクラスの馬鹿が移ると言っていた子も、僕の好きなことをさせてと、お父さんに反論する場面も、力ともも子と関わる中で、人権感覚が変わっていくことを伝えています。
国連の権利委員会から分離を招く特別支援教育は、中止すべきとの改善勧告が出ていますが、国は中止しないと言っています。ユネスコのサラマンカ宣言では、通常学級こそインクルーシブな学びを取り入れるべきだとの言葉通りとなるには、何が問題なのかを話し合う機会を設けていきます。
急速には変わらなくとも、心のバリアフリーに気づき合える環境を今後も培っていきたいと思います。
インクルーシブ遊具を作られている小林さんが長時間でも飽きないリラックスできる椅子を持ってきてくださり、みんなで試し座りをしたり、実際座りながら鑑賞したりと、インクルーシブなひと時となりました。
お忙しい中ご参加頂きました皆様、ありがとうございました。
ハテナサロン第6回は「保育の質を」テーマに保育士の方々からお話しを伺う予定です。
日時場所参加方法など、改めて告知いたします。
よろしくお願いします。