未来の先生フォーラム その2
#未来の先生フォーラム その2
みんながつくる みんなの学校!
木村先生が話されたエピソード
良い先生は指導するのが身についているから厄介!自分は完璧だと思っているから。
ある日、良い先生が、健常の子とダウン症の子がボールの取り合いをしている場面に遭遇(あえてわかりやすく健常児、ダウン症児としています。大空小では誰も分けないのでみんな一緒に遊び、学んでます)。
良い先生曰く「何やってるんだ。空気読めよ。相手はダウン症の子だよ。あなたが譲りなさい」と指導。
ダウン症の子「先生、ありがとう」
健常の子「何だよ」と相手がいない方向にボールを投げてふてくされたそう。
その後、そのクラスの子ども達が木村校長のところに来て談判。「校長、空気読めてへんのは先生のほうやで、なんとか言ってえや」と言ってきた。
「あんたらで言ったらええやん」
「いや、まだ新しく来た先生やから、傷ついたらいかんから校長がええねん」のやり取りがあったそうです。
木村校長は、職員室でその先生もいる場で、「こんなことあってんて、みんなどう思う」と問いかけた。
当事者の先生が「僕のことですか」と気づいた。
他の先生方が、「みんなおんなじ経験して、問い直して経験重ねていくんやで、子ども達の自主性が育ってんねん、意見持ってるからちゃんと。子どもを侮るなかれやで」と思いを共有。
木村先生「やめたくなったら、いつでも転勤届出しや、どこか探すからなぁ」とこんな会話が交わされ、異動する先生はいないそうです。
保護者も教員も地域の人も自分達の学校を作る人だから。
#みんなの学校は、みんなで違いを受け入れ、すったもんだしながらつくっていくもの。学校がそこに集う人達の#プラットフォームであり、#安全基地になるんだとの思いに行き着いたエピソードでした。
#子どもも大人も対等な関係であることを尊重し、向き合う姿がみんなの学校にはあります。
#お互い違う「人」だからを認めると楽だし、みんなが求めてる空間がそこに生まれるんだなと。
#子どもの権利をお互いが認め、上でも下でもない信頼関係が会話が成り立つんだと気付きました。
小難しい横文字のインクルーシブ教育を目指したわけや無いけど、あとから#インクルーシブ教育が付いてきたの言葉も実は重いです。障害名を#レッテル貼りするのがインクルーシブではなく、#障害者は庇護する人でなく、#同じ人として受け入れることが、#インクルーシブのスタートなんだと思います。
「#子どもは段々人間になるのではなく、すでに人間である」#コルチャック先生の言葉を思い出しました。
#最重度の子が来たら、学校が受け入れるための#子どもの学習権の保障と#命を守るためにみんなで対話し、行動する。
それが#誰も排除しない、取り残さない学校へとゆっくりと変わっていくんだと思いました!