3/30 「親子性教育教室」に参加!
「#性教育は人権教育」
3/30は、#日野市の#性とジェンダーの本の展覧会からの#世田谷生活者ネットワーク企画。#世田谷区アーニホールで開かれた「#親子性教育教室」に参加しました。
今回の主役は子ども達なので、どのように#一次性徴、#二次性徴を迎えると体がどう変化するかをイラストを使い、#参加型ワークショップで受講。
アーニ出版共同代表であり、「#性を語る会」#性教育を50年伝え続けている#北沢杏子さん。私は恥ずかしながらノーマークの方で大変失念した感があります。
#国連にも派遣され、#リプロダクティブヘルスライツの活動をされていました。
#児童虐待対応専門委員でもあります。まさに現役で#性教育や#ジェンダー平等、#性的マイノリティの学習を#医大性や#看護学校生などにも精力的に講座を行っている方です。
私達の#いのちの始まりはお互いに愛し合い、#性交による経過がさらに感動的です。#約3億個ある精子と#約400個の卵子が奇跡の出会いを果たすために、#卵膜を精子が協力し破り、#一対だけが着床する。#母体の子宮の中で心臓が微かな鼓動を始め、命の息づきを知らせていく。頭ができ、手足が伸びて、いのちをつなぐへその緒を通して、母親からあらゆる栄養を摂取し成長していく。その成長過程を#七生養護で使用された手作り人形を使い#出産を疑似体験。膣から赤ちゃんが頭を出し、肩を出しスルっと出てきて、おぎゃあと泣いて誕生します。
この#親子の共同作業の#出産シーンをDVDで改めて視聴。大人はみんな御自分の出産と重ね合わせ、泣いている方もいました。
子ども達は少し驚きながらも「#こうやって私も生まれてきたんだね」と感想を述べていました。
北沢さんがやなせたかしさんと出版した「#なぜなの ママ?」3歳からの性教育絵本は、秀逸です。暫く絶版でしたが、6月に再出版されるそうです。買わないと!
#元都議と#都教委による#性教育バッシングを考えると、今は#性教育本がベストセラーになるなど明らかに#性教育の潮目が変わったと語る先生が増えるのも頷けます。
一方、#世界は包括的性教育が主流です。#生と生殖を科学的に自分らしく生きていく権利として説いています。
北欧諸国では#小学校1〜3年生の教科書で「#性交」も「#避妊」も正しく教えています。日本も同様に取り入れていく重要性を感じます。#性同意年齢が13歳の日本。
「#妊娠の経過を教えてはならない」の#学習指導要領の#歯止め規定との矛盾がここにもあります。
#マンガやネットなどの#性情報に汚染されにくい#1〜3年生の時期に#受精の仕組みを教えれば、#ジェンダー平等や#性が多様であることが伝わり、#どの命も尊く尊重されるもの。#差別したり偏見を持つことがどれだけ無知で愚かなことか気づけると思いました。
北沢さんが推薦する#デンマークの絵本「#あかちゃんはどうしてできる」では、「#おとうさんとおかあさんがちからをあわせて、あかちゃんをつくるんだよ。#あかちゃんが大きくなったとき、ふたりは、いっしょにすんでないこともあるよ」。もし、わからないことがあったら、ほかに、#だれかすきなおとながいたら、そのひとにきいてもいいんだよ。#あかちゃんがほしくても、できないときには、じどうそうだんしょから、あかちゃんをもらってきて、ようしにすればいいんだよ。
#両親が離婚して#ひとり親家庭で育つ子達や#児童養護施設で暮らす子ども達の#人権への配慮もなされた絵本になっています。#子どもを主体者と捉える土壌が違うなあと実感です。
子どもと話そう#小学3.4年生講座では、「#卵子の大きさは直径0.14ミリ、#精子はもっと小さくて、長さ0.06ミリ。顕微鏡でないと見えない大きさが合体するとあかちゃんになります。それが命の始まり」と、子ども達に解いている北沢さん。「#相手の意思に反してプライベートゾーンを侵してはならない!」と。
性教育は、最も#基本的な人権教育なのに、日本は#5年生理科の教科書で、#メダカのたんじょうをいのちのつながりとして#受精と受精卵を教えています。
#東京都の「#性教育の手引」が#14年ぶりに改訂された。#保護者の了解が得られれば、#性交や#避妊や#人工妊娠中絶など#学習指導要領の範囲外の内容も教えることができるとしている。但し、#教員は教えることができず、#外部講師として#産婦人科医、#助産師などが代わりに教えることができます。この改訂を経てこれから必要なのは、「#学校の中で性教育ができる環境」が重要です。
#2018年足立区立中学校で#性交や避妊、#性感染症を扱った性教育を#総合学習の時間で#3年生に実施。
実施の背景には、#高校生になると#妊娠人工中絶件数が急増し、#コンドームは性感染症を防ぐには有効だが#避妊率は9割を切ることなどがある。#思いがけない妊娠を防ぐためには、#生み育てられる状況になるまで#性交を避けると話し、#正しい避妊の知識も伝える内容でした。
この授業を#自民党都議が、「#中学校学習指導要領にないことを教えるのは問題ではないか」と指摘。
#都教委は、「性交」「避妊」「人工妊娠中絶」は、「#中学生の発達段階に応じておらず、不適切」とした。
これを受けて、#足立区教委担当者は、
「#不適切だとは思っていない。#10代の望まぬ妊娠や出産を防ぎ、#貧困の連鎖を断ち切るためにも、授業は#地域の実態に則しており、#生徒と保護者のニーズにあったものだ。#性交や避妊は引き続き教える」。
#校長も「#授業は自信を持ってやっている。#自分やパートナーを大切にする内容であり、#避妊法に触れるからと言って#性交をしていいとは教えていない。#今後も授業は続ける」とした。
“#正しい性の知識が身を守る“
女子高生が#予期せぬ妊娠に悩んだ末、相談する相手がなく、出産し、“新生児を遺棄“する事件は後を経ちません。
妊娠・中絶が原因で「#自主退学という名の退学」になれば、学歴は「#中卒」となり、#貧困女子、#ひとり親など#貧困の連鎖につながっていきます。「妊娠、出産、中絶をしても#高校復帰できる#環境整備や#制度改正が必要です。#妊娠は一人では不可能です。#女性だけが傷つくことのないようにと切に感じます。
日本でも、#生と性は多様であることを知り、#自分の生き方を選択するためにも#包括的性教育が当たり前の権利として導入されるよう、今後も必要性を働きかけていきます!