「遺伝子組み換えについて」
遺伝子組み換え作物(GMO)の現状を知り「生きることは食べること」を進めていきます
清涼飲料水や子どもたちが口にしているお菓子類に使われる甘味料は「果糖ぶどう糖液糖」と表示されていますが、原料の多くは遺伝子組み換えされたとうもろこしです。遺伝子組み換え作物の問題は安全性がまだ確認されていない事と、食料という命の糧である種と農法を多国籍企業が握る、ということにあります。食の安全と食料の確保の安心を脅かすものです。
日本では、販売・流通が認められている組み換え作物は大豆、じゃがいも、なたね、とうもろこし等8種類です。病気に強い、害虫に強い、特定の除草剤で枯れない、といった性質を遺伝子段階で組み込んだものを認めています。商業栽培は認められていませんが、実験農場は存在します。
これら遺伝子組み換え作物は安価のため輸入に頼っている家畜の粗飼料、甘味料を筆頭に食品加工のあらゆる部分に使われている現状があります。
先日TPPで畜肉類が合意をし、輸出入緩和で多くの国から入ってくることになれば、国によって基準が違うため、安全審査の簡略化や、遺伝子組み換え作物の品種拡大など大いに懸念があります。
現在問題のある表示方法の改正を求める事はもとより、子どもの時から「生きることは食べること」を実践できる食農教育を進めていくことが必要です。
東村山では学校給食の食材に地場の野菜が使われ地産地消が行われています。また市民のゆるやかなつながりからの提案で学校給食の放射能測定が継続されています。これは生活者ネットワークの政策の根幹である市民発の政策提案の成果でもあります。
これからも農地の確保、食の安全確保に向けて多くの方々とともに情報発信し、子どもたちへの食農教育を地域から進めることを提案していきたいと思います。
ご参考までに、子育てパパがこどもたちの食の安全を守るため、世界各国で「遺伝子組み換え」についてインタビューし、『どんな食べ物を、家族で選択していくのか』という答えを見つけるまでの映画「パパ、遺伝子組み換えってなあに?」が渋谷アップリンクで上映されています。
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