10/22 「赤ちゃんとふれあう授業」に参加

DSC_3060「赤ちゃんがとにかくかわいい。」「四中生徒が眩しい。」
四中3年生対象に行われた「赤ちゃんとふれあう授業」見学させて頂きました。
複数の班に分かれてお母さんを介し赤ちゃんに、

じーっと見つめられ照れてる生徒や抱っこしたり、泣いている赤ちゃんをあやしたりと少しぎこちなさもある中で、母親はもちろん小さないのちを守ることに一所懸命な優しい手がたくさんありました。あったかい時間がそこには流れていました。

ころころの森のスタッフのみなさんのさりげない働きかけと、川野先生の何気なくみなさんを支える動きにお母さんと生徒達の会話も弾んでいました。異世代の微笑ましい光景がありました。

 ふれあい交流を終えて、東村山市唯一の助産所BLBの川野先生によるいのちの授業。
まず最初に生徒達から感想を一言ずつ。
「お母さんを大好きになった」
「頭がまだまだ柔らかくからだもプニュプニュしてた」
「小さくてもちゃんとお母さんを区別できてる」
「2ヶ月と10ヶ月では、成長の違いもわかった」
「小さいのに好奇心旺盛だった」等など感性溢れる素直な気持ち垣間見ることができました。

 川野先生からは、「いのちは尊く、大切なもの、女の子はお産をする大事なからだ。男の子に女の子を守ってほしい。反抗したい気持ちも時にはあるかもしれないがみんなお母さんのお腹から産まれ、懸命に育ててくれたことに感謝してくださいね。」いのちに関わる性教育の一面も含まれていました。

 最後は川野先生のいのちに関わる大事なお話し。
1つ目
川野先生の息子さんが中学校時代いじめにあい一方的な暴力を受け、傷害事件になるほど負傷したにも関わらず、先輩も将来があるからと訴えない答えを導き出します。いじめは絶対にいけない、そしていじめを傍観することもいけない、みんな大事な存在だからいろんなことに関心を持って過ごしてほしい。

2つ目
川野先生のおば様は、染色体異常と言われるダウン症でした。
知的障害を負っていたこともあり、学校でいじめにあい学校にいけなくなってしまい、それ以後学校にいかなかったそうです。川野先生の息子さんの入学式に一緒に出席し久しぶりに学校の門を嬉しそうにくぐり、そして、
72歳で生涯を閉じたそうです。

障害があってもなくてもみんなおんなじいのち。
違いがあっても一緒に生きていってください。の言葉に涙腺崩壊!
息子をはじめ、障害者も一所懸命生きてます。

四中の校長先生の提案から実現できたいのちにゆっくりふれあう授業。
一所懸命生きている存在を前に、実際に肌でふれあうことで、自分を相手を尊いと思える貴重な取り組みでした。

障害のある赤ちゃんの参加も検討してくださるといいなと感じました。

声をかけてくださった加藤ご夫妻、いつも励ましてくださる川野先生、四中副校長先生、小山さん、そして、
関係者の皆様、ありがとうございました。

東村山市では、みんなで子育てできる居場所子育てサロンなどが各地域に点在し元気な声が響いています。
今後も生きる力を育むいのちのふれあい授業継続していけることを願う一人です。