忘れない 3.11 何ができるか、現場に立って考えてきました。

2015年7月21日 20時48分 | カテゴリー: 活動報告

 

7/1718東京ワーカーズが毎年継続している被災地訪問(東松島市~石巻市~女川町~南三陸町~陸前高田市~大船渡市)に参加しました。

3.11から4年4ヶ月が経ち、被災地にあるであろうと思っていたがれきはどこにもなく、そこまであった日常をすべて奪い去り、更地になった光景は津波の怖さを静かに伝え、各建物に残された鉄骨がねじ曲がった痕跡などは、津波の高さと威力に驚くばかりでした。今は津波を防ぐことに重きが置かれた防潮堤の凄まじい高さと海の前にかさ上げされた土塀が異様な高さに盛られていて、雄大な景観をつくりだすはずの海は見えない状況に少し違和感を覚えました。

その中で、おとうふ揚げやおでん種の生産者「高橋徳治商店」高橋英雄社長の貴重なお話も伺いました。社長のご友人も家族を亡くされご自身だけ助かったことを今だ後悔されているなど、心を病んでいる人は増え、PTSDを併発している人のケアが必要なこと。震災を語る時必ずされる衝撃的なお話は、乳児の女の子の遺体に、はんてんの紐が固く結んであり、やっとほどくとなぜかおんぶ紐をしょっていて中にはペットボトルがあったそうです。お母さんがこの子だけでも助かって欲しいと浮き輪替わりにとっさに力を込めた母の愛がそこにありました。津波に呑まれ未だみつかっていない方も多くいる中で、この子はお母さんの亡骸と一緒になれたことが、唯一の救いと泪されてました。

高橋社長ご自身も大変な被災をされた中、新社屋を建てるに当たり、多大な投資で原発の電気でなく太陽光発電を設置し、生産の稼働を賄っているそうです。息子さん始め若い世代の従業員の方々も一緒に頑張っている姿は将来に希望をつなぐ光景でした。

多くの被災地を視察するたび今も仮設住宅で生活している方も多いこと、復興は遅々として進んでいない現実を確認する機会になりました。学ばせて頂いたことこれからの活動に生かしていきます。